2025.09

「人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれ変わって運命をひらくのだ」皆さんは大阪・関西万博に行かれましたでしょうか？上の言葉は、1970年に同じく大阪で開催された日本万国博覧会で「太陽の塔」を制作した岡本太郎氏が自著にて語った言葉です。その後にも「それには心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。」「今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。」と続きます。太陽の塔制作にあたり「ベラボーなものを作りたい」と決心していましたが、建築家たちに図案を見せた時の反応は芳しくなかったようです。それでも岡本太郎さんは「予定調和では何も生まれない」と建築...