12月paletteイベント情報「自分の仕事は、人の助けなくして、一日も進み得ないのである」こちらでも何度か取り上げている、現パナソニックホールディングスのを一代で創業した松下幸之助の数ある珠玉の言葉の中の一つです。松下幸之助氏は「経営の神様」とも呼ばれておりますが、物事の本質をとても大切にしておられたのでは無いかなと感じます。近江商人の「三方よし」の考え方にも通ずる「自分の幸福だけではなく、皆が幸福になるような商売」(生き方)を行なっていかないといけないと改めてpaletteは感じます。・しかし薬学生取り巻くこの就活環境にはあらゆる情報が溢れ、安易なハウツーやテクニック論を並べて、自分の利益や欲しか考えない学生をただの餌としか見ていないような利己的な大人や業者が...17Nov2024イベント情報
11月paletteイベント情報足るを知る者は富む中国春秋時代における思想家であり哲学者である老子の残した言葉です。同じ意味合いで、お釈迦様の言葉で「小欲知足(小欲にして足るを知る)」という言葉もあります。不思議なのはこの手の教えと言うものは普遍的であり、物事の本質をしっかりと捉えていると思います。「満足することを知っている者はたとえ貧しくとも精神的には豊かで幸福である」「物事には良い欲と悪い欲があり、悪い欲をできるだけ少なくし良い方向に向けることで心は満たされる事を知る」と言ったニュアンスでしょうか。・しかし薬学生取り巻くこの就活環境にはあらゆる情報が溢れ、安易なハウツーやテクニック論を並べて、自分の利益や欲しか考えない学生をただの餌としか見ていないような利己的...18Oct2024イベント情報
10月paletteイベント情報「自らを拠り所とせよ。他人を拠り所とするな。法を拠り所とせよ。真理を拠り所とし、どこまでも向上せんとする自らを灯(あかり)とせよ。」イエス・キリスト/孔子と共に世界三大聖人と称される釈迦の教えです。佛教における「法」とは法律のことでは無く、永遠に変わらない「真理」のことを指します。暗闇の中を進む時には道を照らす灯りが必要となります。真理、つまり物事の本質を中心に据えて安易な選択や、楽な方に流されてしまわぬよう注意したいですね。社会人人生の第一歩となる就職活動においてとても大切だと感じる言葉です。・しかし薬学生取り巻くこの就活環境にはあらゆる情報が溢れ、安易なハウツーやテクニック論を並べて、自分の利益しか考えない学生をただの餌としか見...23Sep2024イベント情報
9月paletteイベント情報丸くとも 一かどあれや 人心 あまりまろきは ころびやすきぞ坂本龍馬の読んだ和歌の一首。一説には幕末の傑物である西郷隆盛の座右に置いた歌とも、類義で「無一物中無尽蔵」一休禅師の作であるとも言われています。「一角」つまりこれだけでは動かない、譲れない、という部分を持っていなければ、どこに転がっていくやら分からない、という意味です。関西薬学生団体paletteを結成して約10年が経ち、薬学生の就活環境をずっと定点観測してきています。「一角」のある学生さんが少なくなって来ているな、と感じるここ数年です。自己分析や面接練習などを通して対話をしていても。良く言えば「そつなくこなす」ことが正解のようになっている風潮を感じます。ただその結果今業界...18Aug2024イベント情報
8月paletteイベント情報人の価値は財産ではなく、他人と分かちあったものの量台湾の天才的なプログラマーとして知られ、2016年に史上最年少の35歳で政務委員(無任所相)に就任しその後デジタル発展部長(デジタル発展相)としてIT政策を担当していたオードリー・タンさんの著書からの一節です。母親の立ち上げた自主学習塾の手伝いでその学校の担任であった先生から、台湾原住民の中の一つタイヤル族の価値観や世界観についても学んでおり、その中で印象的だったのはタイヤル族の部族間では資産の多さではなく、世話をした人や動物の数でその人の地位が決まるということでした。人の経歴や社会的地位は、どれだけの財産を持っているかではなく、何を与え、何を分かち合い、地域のために何を創造し、どれ...18Jul2024イベント情報
6月paletteイベント情報「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」東北楽天ゴールデンイーグルスの名誉監督、故野村克也さんの座右の銘で有名な言葉です。同様の言葉で全国にメガネチェーン店を展開するOWNDAYSの田中修治社長の言葉で「成功はアート、失敗はサイエンス」とあります。言葉の通りなので多くは語りませんが、誰も責任を取ってくれない大切な将来を考える時期を迎えている学生さんに覚えておいて欲しい言葉です。どうか怪しい大人や業者に騙されませんよう・・・。.さて6月の関西薬学生団体paletteイベント情報です。paletteでは6月も(と言うかいつも)「しっかりと自分自身の将来に向き合える場所」・「大学内や利己的な大人や業者では教えられない将来におい...20May2024イベント情報
5月paletteイベント情報貧すれば鈍する昔からある諺(ことわざ)ですが、要は貧乏をすると生活苦に煩らわされるようになり、才気や高潔さが失われてしまうという意味合いですが、論語の中にもこう言う一節があります。君子固(もと)より窮す、小人窮すれば斯(ここ)に濫(みだ)ると言う教えがあります。これは、「君子でも困窮することはあるがしかし、小人は困窮すれば行いがでたらめになる(それこそが君子と小人の違いだ)」と言う意味合いです。.学生さんにはどうか安易な甘い言葉に騙されず、物事の本質を大切に君子の選択をしてほしいと願っています。しかし薬学生取り巻くこの就活環境にはあらゆる情報が溢れ、安易なハウツーやテクニック論を並べて、自分の利益しか考えない学生をただの餌としか見て...20Apr2024イベント情報
4月paletteイベント情報「金剛石も磨かずば珠の光は添わざらん 」「人もまなびてのちにこそまことの徳はあらはるれ」と続く詩ですが、これはお茶の水の東京女子師範学校(現・お茶の水女子大学)の設立や日本赤十字社の設立と発展などに大きく寄与され、慈善事業の発展に熱心であられた日本の第122代天皇・明治天皇の皇后、昭憲皇太后の詠まれた詩の一節です。金剛石(ダイヤモンド)ですら原石のままでは輝きを発揮せず、研磨していかなければただの石ころと同じであるとの教えです。出会いと別れの入り混じる、季節的にも彼岸の中道を迎える春。特に学生の皆さんは進級や社会への旅立ちなど、新たな季節です。原石である皆さんの心をどんどん磨いてダイヤモンドとなっていって欲しいなと願いを込めて今月は...19Mar2024イベント情報
3月paletteイベント情報「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」今更説明は不要かと思いますが、シーズン歴代最多の262安打・メジャー通算3,000本安打・デビューから10年連続でゴールドグラブ賞を受賞など日米野球界で数々の偉業を成し遂げ2019年3月に通算28年間にわたる現役生活に別れを告げたイチロー選手の言葉です。そしてその引退会見の言葉で印象深く残っているのが--先ほどもお話ししましたけれど、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、秤(はかり)は自分の中にある。それで自分なりにその秤をつかいながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていく…ということを繰り返していく。そうすると、いつの日か「こんな自分に...16Feb2024イベント情報
1月paletteイベント情報Hatred ceases not by hatred but by love(人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない)第二次世界大戦が終わり、1951年にサンフラシスコ講和会議が開かれた時のおはなし。敗戦国である日本の処理を巡って諸外国からは「日本に今この段階で平和を与えるのはもってのほか」「日本は南北に分割して統治すべきだ」「日本を独立させるには時期尚早」などと様々な議論が噴出していました。そんな中にあって後に初代スリランカ大統領になるジャヤワルダナさんが仰られた一節が冒頭の一文です。この言葉は仏陀(お釈迦様)のものです。さらにこの後ジャヤワルダナ大統領はこう続けています。「スリランカ...16Dec2023イベント情報
12月paletteイベント情報「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ドイツを統一に導いた鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの格言です。また、幕末動乱の時代に「至誠」を貫き、高杉晋作・久坂玄瑞・吉田稔磨・入江九一・伊藤博文・山縣有朋・山田顕義・など挙げればキリがありませんが明治維新の原動力となる人物を育てた「吉田松陰」が26歳の時に記された「士規七則」の冒頭にもこう記されています。書物を開けば、そこに人間が学ぶべき立派な言葉を見ることができる。しかもその内容は、読む者の心を打つのである。考えるに、人々は折角の書物を読もうとせず、仮に読んだ者でも、その読んで得た知識を行動に表すことをしない。真実、書物を読んで、その知識を実践したならば幾千万年にわたって実...18Nov2023イベント情報
10月paletteイベント情報「人間は、人なみでない部分をもつということは、すばらしいことなのである。そのことが、ものを考えるばねになる。」天然痘治療に大きく貢献し、江戸時代後期の武士・医師・蘭学者で日本の近代医学の祖といわれる緒方洪庵の言葉。(この一文は以前にも紹介した司馬遼太郎の二十一世紀に生きる君たちへに併載された「洪庵のたいまつ」より)現在の大阪大学の前身となる適塾を開き福澤諭吉をはじめ多くの名士を輩出したことでも知られていますが、江戸時代の習慣として偉い学者は、普通その自宅を塾にして、自分の学問を年若い人々に伝えるのである。それが、社会に対する恩返しとされていた。とあります。「洪庵は自分の恩師たちから引き継いだたいまつの火を、よりいっそう大きくした人で...15Sep2023イベント情報