"大阪府の泉州地域を中心に薬局9店舗をはじめ、登録衛生検査所、福祉用具貸与事業所を展開する株式会社泉州保健医薬研究所。単に“薬を提供する”だけにとどまらず、介護分野など医療全般にまで積極的に関わることが当社の経営方針です。
「地域住民の健康を守る立場でありたい。“街づくり”の一翼を担うという強い自負を持って全員が業務に取り組んでいます」"
全日本民医連ネットワークを活かした充実の研修制度
全日本民医連(全日本民主医療機関連合会)に加盟していること。「戦後の混乱期に『無差別・平等の医療と福祉の実現をめざす組織』として立ち上げられ、現在は大阪府下で4病院49診療所34薬局が加盟しています。人材育成の面ではこのネットワークが重要な役割を果たします」
たとえば新人薬剤師は、入社後すぐに連携医療機関との合同オリエンテーションに参加できる。医師や看護師、ケースワーカーなど各分野の新人が一緒に3日間の研修に臨むのだ。「医療に関わるさまざまな人々の役割を最初に知ることで、その後の薬剤師業務習得もスムーズになります。また他職種も含めて全員が横一線のスタート。刺激になることは間違いありません」
「新人研修は、民医連に加入している各医療機関と合同で行っています。ドクターや看護師、ケースワーカーといった様々な“医療関係者の卵”と交流できるわけですから、薬剤師だけの研修では得られない刺激や発見を促すのが大きな狙いなんです」 医薬のプロフェッショナルとして、ゆっくりでも良いから大木のような薬剤師になってほしい。
成長のステージは必ずご用意します。
暮らしに寄り添える薬剤師になりたい。
薬剤師・福田花子さんは、“安全と安心、信頼のかかりつけ薬局”を理念に掲げる社風と患者さまとの距離の近さに惹かれ、2013年に入社した。「タンポポ薬局には、近隣クリニックに通院される患者さまが大勢来られます。内科や泌尿器科、婦人科をはじめ頭痛外来やもの忘れ外来など、診療領域が広いぶん薬剤師が取り扱う薬も実にさまざま。臨機応変な対応力が求められますが、患者さまからいただく感謝の言葉に大きな力をいただいています」
ゆくゆくは認定薬剤師、専門薬剤師の資格も取得したいと福田さんは夢を語る。「お子さまのお薬について不安を抱かれる親御さまのため、今後は小児科で処方される薬についてもっと知識を深めたいんです。私自身が一児の母なので、親御さまの思いには我がことのように共感できます」。高い志を胸に秘め、信頼できる仲間とともに福田さんの多忙な毎日はこれからも続く。
人材こそ宝
また利潤追求を第一目的としない民医連の考え方を人材育成にも適用し、薬剤師としてじっくり成長できるのも当社の魅力の1つ。「成長スピードの早さだけで物ごとを判断することはありません。むしろ『気づき』を与える環境を提供し、皆さんの力を引き出すことを重視します」。前出の教育研修制度以外にも、産休など福利厚生面が非常に充実していることもその現れだといえる。
当社の薬剤師に求められるもの。それは“最も困難な立場の人々の目線から物ごとを見る”ことなのだという。「患者さまの実際の生活に触れ、何気ない会話の中から疾患の兆候を捉える『気づき』が重要です。貪欲に学習し、自らの頭で考え、自発的に行動できる方々とともに、よりいっそうの地域貢献に努めていきたいと考えています」
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