ゆう薬局は1950年の創業以来、保険調剤・一般用医薬品の販売などを通じ、地域の皆さまの健康維持と疾病予防に努めてまいりました。京都という地域に集中した店舗展開をおこなうことで、そこに暮らす皆さまとのつながりを密接にし、その地域が本質的に必要とするニーズにきめ細かく対応しております。現在、京都府下70以上の店舗間で緊密な連携を図りながら、地域の皆さまの為の“安心のネットワーク”を築いています。
京都に暮らす皆さまの“かかりつけ薬局”として
私たちが大切にしていることは、薬局へ足を運んでくださる方を対象にした業務とそこでのつながりです。一人ひとりの生活や状態に想いを巡らせたうえで、それぞれに応じた継続的なケアをおこなうことにより、健康や暮らしの向上に繋がるような薬局づくりを日々心がけています。
地域のニーズに応じた店舗運営、地域薬剤師会活動、市町村や行政区単位での医療介護関連施策での連携、在宅医療への参画、相談応需、人材育成…“地域のかかりつけ薬局”となるべく、新たなチャレンジを続けながら、まっすぐに取り組んでまいりました。
また地域で開催されるイベントや研修会に参加し、積極的に地域住民の皆さまとコミュニケーションを図っています。地域に愛される薬局をめざして、医療、介護施設からの講演依頼や、医師会・薬剤師会との合同健康イベント、福祉祭りや夏祭り等の行事に参加し、地域の皆さまや多職種の方々からの要望をお伺いしています。
今後も地元の薬局として生活の中に取り入れていただけるように様々な取り組みを進めていきたいと考えています。
京都の地域医療を支えるために、未来を見据えた取り組みを
2025年に超高齢社会のピークを迎えるといわれている日本。ゆう薬局は急速に変化する医療社会情勢を見越し、介護保険制度がはじまる2000年より以前から、地域ごとに在宅医療に取り組んでまいりました。
2013年10月には、京都府医師会、複数の薬学部と連携し、京都府立医科大学に、在宅医療や地域医療についての研究と人材育成をおこなう寄附講座「在宅チーム医療推進学講座」を開設。医師・看護師・薬剤師をはじめ、在宅医療に関わる多くの多職種の方々にご参加いただき、医学生・薬学生向け教育カリキュラムの運営および在宅・地域医療に係る臨床研究と実践をおこなっています。
また、他業種とのコラボレーションを積極的に実施。
その一例として、ゆう薬局は2012年より、iPadを活用した在宅療養支援に係る情報共有ツールを開発する「電子連絡ノート研究会」に参加し、研究開発と社会実証実験に携わってきました。この研究会は医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー、企業、研究者などが参画しています。さらに2014年度から独立行政法人科学技術振興機構のCOI事業の支援も受け、活動の拡充を図っています。
”かかりつけ薬局”から”地域の健康サポート薬局”へ 更なる機能充実を
薬の相談だけでなく、健康に関するすべてのことを総合的にサポートできる薬局を目指しています。
地域全体の生活支援と健康づくりをニーズに合わせながらサポートする次世代型の薬局を想定し、医療介護関連施設や行政機関との連携強化・営業時間外対応・在宅対応・一般用医薬品や衛生用品の供給体制拡充・相談応需の体制整備などを通じて、地域の皆さまの健康や
暮らしの向上に貢献できるよう薬局機能のさらなる充実に取り組んでおります。
創業以来、このような挑戦と変化を続けてこられたのは、社員一人ひとりが地域の方々の立場に立って考え、行動し続ける事で、皆さまから信頼と温かいご支援をいただいてきたからこそ。
私たちはこれからも、昔の“町の薬局”のような“地域の皆さまとの距離感”を大切にしたうえで、これからの高齢化社会を支える“次世代型薬局モデル”として、京都に相応しい姿を目指した薬局運営をおこなってまいります。
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