安心して暮らしていける地域にするために医療モールを作りたいという思いから始まった「レークケア地域見守りネットワーク構想」は、20年の時を経て、様々な分野の熱い思いをもたれた方が集まり、改良され完成しつつあります。健康を守る薬局として、高齢者、子育て、雇用、障がい者などの問題解決となる施策を講じ、地元の街づくりに貢献することで、いつまでも変わらない田舎の町の風景を変えるような事業をしていきます。
見守りネットワークを自治体・企業・医療機関と協力し構築する
2025年には4人に1人が75歳以上の高齢者になっていく中で、国家や地方自治体を中心に様々な取り組みが行われているものの、その数はいまだ不足しています。
また、増大する医療費に歯止めをかけるため、病院のベッド数を2025年までに16万~20万床に減らし病院にかかる負担を軽減させ、地域の訪問医療、訪問看護、薬局、介護施設など医療、介護分野の事業体にゆだねる計画が進行されています。
とはいえ、受け皿になる医療・介護サービスの整備には、数多くの問題が残されています。この課題に対し、私たちを育てていただいたお客様や地域に恩返しをすべく、企業ならではの切り口で貢献していきたいと推進しているのが「レークケア地域見守りネットワーク構想」です。
デイサービス、高齢者住宅などの介護施設、保育所、学童、学習塾、交流ラウンジなどの子育て支援、障がい者支援施設や訪問看護など、様々な立場の方が自然に交流しあえる拠点を作ります。また、在宅高齢者に外出のきっかけを与え、医師や企業と協力しながら、訪問医療、介護を充実しつつ、買い物支援や生活支援などを行うネットワークを薬局が中心となって推進しています。
医療機関として地域の皆様に貢献できる薬局であり続けるために
私たちは、病気で苦しみ不安を感じている方々に寄り添い、未病状態の発見・解決を行うため、測定機器を利用した健康相談を積極的に行っています。また、明るく元気に過ごしていただけるよう、希薄になりつつある近所づきあいを復活させる機会として、地域の方々が集まるイベントやカルチャー教室を行ってきました。
多くの薬局から選んでいただけるよう、接客重視の体制で対応しており、全国各地から健康に関するご相談をいただいております。早くから受診勧奨にも力を入れており、ただ病院に行くことを勧めるのではなく、お手紙をお渡しし病院を紹介しているため、医師と親密な関係を獲得し、お客様にも多大な信頼を得ています。
これらの取り組みは薬剤師に一任してしまうのではなく、それぞれの強みを生かしながら社員一丸となって取り組んでいます。
基幹店である甲賀薬局甲南店は、門前薬局でありながら、門前比率は25%以下で内科や眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科など様々な処方箋を受け付け、2,000種以上の医薬品を取り扱っています。OTCや漢方薬も多数販売しており、保険外の薬品販売や顧客形成に対して全国より多くの企業が見学に来訪されています。
良いと思ったらすぐ挑戦!独立支援や新事業など挑戦しつづける
2015年から中国の旅行会社にアプローチを行い、旅行ツアーに弊社薬局への立ち寄りを組み込んでいただくことに成功し、現在も毎日1~4便のツアー客にご来店いただいています。旅行会社への提案や広告制作業、お食事配達、置き薬、ホテルお土産コーナーでの販売など、新たな事業やアイデアに対しても積極的に挑戦を行っています。
また、プライベートブランドとして弊社オリジナルの商品も作成しており、弊社で取り扱うのはもちろん、全国の有力薬局でも利用していただいています。
その他、保険外医薬品の販売や顧客形成のノウハウを学ぶために、今まで40名の研修者が来訪し、1年から5年の期間受け入れてきました。研修を終えた方々は地元にもどり、独立されたり、地元の企業や実家の薬局などで活躍をされています。また、同友会や船井総研、大学などのセミナーにも月に2回程度講演をさせていただいております。
社員や関連事業としてご助力いただける方に対し独立支援も行っており、2016年度は3社独立のお手伝いをさせていただきました。弊社は、新しい取り組みに挑戦する気概を持っている方々に対し、一丸となって全力で応援しています。
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